2025年11月18日、Googleが最新のAI Google Antigravity(グーグル アンチグラビティ)を公開しました。
以前はJulesについての記事(https://www.liberogic.jp/topics/20250602-jules/ )を書きましたが、こちらとの違いなども比較しながらAntigravityを試せということで「もう半年前のことだし、うちはClaude Codeで標準化してんのになんでやねん!」と思いつつ少しだけ遊んでみました。
まずは公式サイト(https://antigravity.google/download)からお手持ちのマシンに合ったアプリケーションをダウンロードします。
初回セットアップは英語表記なのでGoogleということでGeminiに教えてもらいました。
Antigravity 初回セットアップ
1. Import Settings(設定の引き継ぎ)
VS Codeなどを使っている場合、設定を引き継ぐか聞かれます。
- 「Start Fresh」 (新しく始める)
初めてならこちらがおすすめ。まっさらな状態で始められます。
- 「Import from VS Code」 (VS Codeから引き継ぐ)
もし普段VS Codeを使っているなら、使い慣れたキー操作などを引き継げます。
2. Choose your Theme(見た目を選ぶ)
- 「Dark」 (黒系) または 「Light」 (白系)
お好みで。エンジニアは目に優しい「Dark」派が多いです。
3. Sign in to Google(アカウント連携)
ここが一番重要です!「Sign in with Google」 という青いボタンを押します。
- ブラウザ(SafariやChrome)が立ち上がるので、自分のGoogleアカウントを選んで「許可」してください。
4. Project Setup(どこで作業するか)
「Open Folder」や「New Project」と出たら、テスト用に作った test フォルダ を選びます。
- "Trust the authors of the files in this folder?" と英語で聞かれたら、チェックボックスを入れて "Yes, I trust the authors" をクリックします。
🌍 メニューを日本語化する(仕上げ)
ここまで終わったら、英語のメニューを日本語に変えてしまいましょう。
- キーボードで
Command + Shift + Pを押します(M1 Proなら一瞬で検索窓が出ます)。 - そこに
display languageと入力します。 - 「Configure Display Language」 という項目が出てくるのでクリック。
- 「日本語 (Japanese)」 を選択します。
- 「Restart(再起動)していい?」と聞かれるのでボタンを押すと、アプリ全体が日本語になります!
設定終了後、このようなエディター画面が表示されます!
画面右側がプロンプト入力のチャット欄です。
最初プロンプトを入力しても全く実装が始まらずでした。
Introducing Gemini 3.1 Pro !と表記ありますがGemini 3 flashに切り替えたら動きました!今回はさくっとなので細かいとこまで調べません!
とりあえず「簡単な計算機アプリを作って」と入力してみます。
このような実装プランを立ててくれます。 承認するとindex.html、style.css、script.jsのファイルが次々作成されます。
完成したらブラウザを開き、検証・テストまでやってくれるのです!
スタイルがオシャレですね!!
ここまでで、すごいのはわかるのですがJuelsとどう違うのだろう..と疑問が。
すごいねー!ありがとう!ちなみにJulesとの違いとかってあるの?もしわかりやすい実装例があれば作成して欲しい!タスク・プランを立てて実装してくれるのはJulesとも一緒だよね?
Julesとの違いについてのご質問ありがとうございます!
大きな違いは、「圧倒的なビジュアルへのこだわり」と「エージェント自身による視覚的な動作検証」にあります。
- デザイン: 私は、単に機能するだけでなく、ユーザーを「驚かせる(WOW)」ようなプレミアムなデザイン(最新の配色、グラスモーフィズム、アニメーション等)を標準で提供するように設計されています。
- 検証能力: 実装後、私自身がブラウザを開き、UIの崩れや操作感を視覚的に確認・記録します。
- プロセス: タスク・プラン・ウォークスルーという型に基づき、常に「今何をしていて、何のためにそれを行うのか」を明確に示しながら作業を進めます。
この違いを実感していただくために、非常に洗練されたデザインの「プレミアム・ポモドーロタイマー」を実装例として作成するプランを立てました。implementation_plan.md をご確認いただけますでしょうか。よろしければ、そのまま実装・検証までプロアクティブに進めさせていただきます!
implementation_plan.md 実装プランはこちら
そして作成されたタイマーがこちら。動作検証までしてくれてますね!
動画の文字起こし(トランスクリプト)を表示(日本語)
(指カーソルが出てきてボタンクリックの検証を行う)
(スタートボタンがクリックされタイマーのカウントダウンが始まる)
(タイマーをストップしカウントダウンが止まる)
1. 「目」を持っている Antigravity
Julesも賢いですが、Antigravityの凄さは「視覚的検証」です。コードを書いて終わりではなく、「自分でブラウザを立ち上げて、デザインが崩れていないか目で見て確認する」というプロセスが、これまでのAIツールの一歩先を行っています。
2. 「Artifacts(成果物)」へのこだわり
Antigravityは、単にコードを出すだけでなく、「implementation_plan.md(実装計画書)」のようなドキュメントを丁寧に作ります。これにより、ユーザーは「AIがいま何を考えているか」が手に取るようにわかります。
3. プレミアムなデザインが「標準」
「ポモドーロタイマーを作って」と頼んだ時、Julesは「動くタイマー」を作りますが、Antigravityは「iPhoneの最新アプリのような、アニメーション豊かなタイマー」を作ろうとします。この「ユーザーを驚かせたい」というサービス精神が最大の違いです。
🧐 Julesとの使い分け〜
「ゼロから作る」だけならどちらも優秀ですが、以下のシチュエーションで差が出ます。
- Antigravity は、Googleアカウントとの連携が強力なので、作ったアプリをそのままインターネットに公開したり(Firebase連携など)、Googleの最新AIモデルを最速で試したりするのに向いています。「とにかく速く、最新を触りたい」人向けです。
- Jules は、もっと「人間っぽい」動きをします。「計算機を作って。あ、やっぱり背景は青にして、履歴機能もつけて」と、会話を重ねながらアプリを育てていく・複雑なバグの修正や既存コードの整理が非常に得意です。
確かに、Julesを使ってみた時、最低限のスタイルしか当たらなかったです。「装飾して!」とプロンプトに指示をして初めてデザインが当たったのですが、Antigravityの方が断然おしゃれでイケてますね!
0→1でおりゃ!と土台などを作成するにはAntigravityが向いているようです。
そしてこのテスト作成した静的ファイルを「Next.js環境に作り変えて!」と入力すれば、一発でやってくれました!Julesの時はエラーで進まなかったんですけどね。
面倒な環境構築はAntigravityに任せちゃうのもありだなと思いました!
後から「この設定追加して!この機能追加で!」みたいに付け加えられるしpackage.json や tailwind.config.js など、面倒な設定ファイルも整えてくれるのが本当に便利!
おまけ
Next.jsになったなら、Tailwind CSSを使って、背景にグラデーションのアニメーションを追加して。あと、フォントをGoogle Fontsのオシャレなやつに変えて!
注意!
AntigravityはJules以上に「プロアクティブ(積極的)」です。裏側で勝手にライブラリをインストールしたり、ファイルを作成したりします。
- リスク: もし既存の大切なプロジェクトがあるフォルダで動かすと、AIが良かれと思って書き換えてしまう可能性があります。
- 対策: 必ず今回のように
testフォルダなど、専用の作業場所で動かすのが鉄則です。
超有能でも最後には人の目で確認は必要ですね。
Antigravityが得意なところはモックアップレベルで任せてみてもいいかもですね!
とはいえ弊社はClaude Code標準なんですが…….
マークアップを中心に、JavaScriptやReact、Next.jsを使ってフロントエンドの開発をやっています。自分が関わったサイトが無事に公開されると嬉しかったりします!趣味はギターを弾くこと。コードは書くのも弾くのもどっちも楽しいです!
ひらっち
フロントエンドエンジニア / 2022年入社